こんにちは!
けんいちです!
僕はこれまで12年ほど小中学生や、または大人の方に指導を続けてきて、コーチとしてもある程度の経験がある中で一つのジレンマを抱えることになりました。
今日はそんな「ジレンマ」についてのお話。
・ジレンマとは
ジレンマとはWikipedia情報によると、
ある問題に対して2つの選択肢が存在し、そのどちらを選んでも何らかの不利益があり、態度を決めかねる状態。葛藤。
のことです。
僕自身もコーチをしている中である葛藤が生まれることになったんですが、この葛藤をなんと呼ぶかを考えて調べてみたんですが、ジレンマという言葉が一番近いのかなと思っています。
・求められなければコーチとして成立しない
僕はコーチという職業でお仕事をしているのですが、それをお仕事として成立させるためには、選手または保護者に求められないといけないんです。
当たり前の話ですが、選手がいなければコーチもできない。
コーチの仕事は選手ありきです。
僕が学生時代の頃は、コーチ=学校の部活動の顧問というイメージでしたが、現在はBリーグのチームが運営するスクール、ユースチームであったり、僕たちのような街クラブやスクールだったり、バスケットボールスクールが全国各所の至る所であります。
バスケットボールを学びたい、プレーしたいと思っている選手とその保護者は、数あるスクールまたは部活動の中からどこでプレーするかを選ぶことになるんですが、その判断基準の一つとしてどんなコーチが教えているかというのはすごく大事な要素ですよね。
どんなコーチに教えてもらうかで練習の雰囲気も全然変わります。
だからこそ、コーチとしては選手または保護者にこのコーチに指導してもらいたいという風に思ってもらわないといけない。
そのためにはコーチとして人格者であることも必要だし、コーチとして求められる指導をする必要があるということなんです。
大阪は全国的に有名なスクールもあり、もうかなりの激戦区なのでそこの競争に勝ってあなたの指導を受けたいと言ってもらわないといけないんです。
そりゃ僕もYouTubeやったり、ブログやったり必死ですよ。笑
YouTubeやブログをやっているのは、
僕がどんな人格をしていて、どんな考えを持っていて、どんな指導をしているかを知ってもらうためっていうのも一つの理由ではあります。
そこまでやって結果を出して初めて多くの人に求めてもらえるコーチになれるのかなと思っています。
あ、もしよければYouTubeも応援よろしくお願いします。笑
・コーチとして求められない指導を目指す
僕はコーチとして選手と保護者に求められる人格と指導をする必要があると考えるのと同時に、いいコーチとはどんなコーチかを考えた時に、選手に求められないコーチはいいコーチだなという結論に至りました。
これがコーチとしての最大のジレンマだと思っています。
どういうことかというと、
僕たちコーチは選手を導き、成長させるのが仕事です。
プレーの技術はもちろん、一人の人間として成長に導き、プレーの成長が一人の人間としても成長させ、人間としての成長がプレーの成長を生み出すような相互作用を生み出すといったようなことをしています。
特に僕が指導している小中学生のカテゴリーはその成長が顕著に現れる時期でもあり、伸びしろしかありません。
それだけ責任も重大なんですが、その分選手の成長を感じられるのは一番のやりがいでもあります。
ですが、僕たちはどこまで行っても一人のコーチに過ぎず、選手一人ひとりの人生の一部に過ぎないので、必ずどこかで選手たちは卒業や、移籍など、理由は様々あれどコーチの元を離れていくことは決定事項です。
どんな理由であれ、どんな形であれ、選手がコーチの元を離れていくのは成長そのものです。
コーチを求めなくなる=成長なんです。
その中でコーチが選手に依存し、選手が依存しているようでは選手は成長していない。
選手に自立して成長してもらうためにコーチを求めなくなるように指導をしなければならないんです。
コーチは選手に求められないと成立しないんですが、コーチとして目指す理想像は選手に求められてはいけないんです。
選手に求められるコーチ、選手に求められないコーチの両方を自分の中に両立させていくジレンマがコーチにはあるということですね。
これ本当にめっちゃ難しいです。。笑
それではまた会いましょう!!
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